伝えるをデザインする
今日から3日間、とあるセミナーの受講生サポートで出張。約4年ぶりのこの空間、記憶からだいぶ薄れていたが、雰囲気が良い、高貴な空間だなと、徐々に思い出されてきた。
受講生は皆前向きで、関わっていて心地よい。経営の現場を離れて、ここに来ていることに焦りを感じていないかといえば嘘になるが、やることを全部やって、ここにいることにも十分意味があることを確信してここに居るのだから、もはやそんな焦りは不要だろう。目の前の人が何かを見つけて突破していくところに居られるのは、本当に有り難いことだ。
セミナーの中身は伝達力に関することだが、伝達とは、良い情報を提供し、思考・行動変容を促すこととすれば、これはサービスデザインも同じことだなと捉えられたし、自分が実践していることの振り返りの時間にもなっている。
以前、経営相談をした人がたまたま受講していて、最近の市場の動きについてシェアしてくれた。決してポジティブな情報ではなかったが、わかってはいたことで、だからこそやるのだ、という気持ちで捉え直すことができたが、その捉え直しの反射神経が自分の中で希薄な感じもあった。これが自分の思考の現在地だ。まだまだ研ぎ澄ませられる。