ニュートラルポジション
新規事業立ち上げと、立ち上げのための資金繰りは、表裏一体だ。資金繰りのための別事業で稼ぐ、そんなことをやっていると、新規事業は立ち上がらない。オーナーの思い入れがどれだけ集中させられるか。既存事業があるなかで新規事業を立ち上げることは、組織を守ることと事業を立ち上げることのどちらを立てるかのせめぎあいだが、そこに思考の分散が生まれ、甘えと言い訳が出る。そんな事業家に共感しながらコミュニケーションできるのも、自分がいま、現在進行形で闘っているからだ。パートナーだろうか?それとも同志だろうか?ダブルバインドを抱えたまま前進するのは、精神的に負担がかかる。それでも、前に進み続けるのだ。
古い同級生と話す機会があった。実に、25年ぶりの会話だ。お互い、違う環境で経験を積んだのだなという違いを感じながらも、どこか繋がっている、嘘も忖度もない、信頼のおけるコミュニケーションを交わせた実感がある。それだけに、なんとしても彼の成功に寄与したい、そんな気持ちが強まった。やはり、自分の事業に真っ直ぐな目線で目の前の人に関わると、心がニュートラルで居られる。自分が健全で居られるのはここだ。ここで闘い続けたいなと、心から思う。