学ぶ、広げる
朝イチのミーティングが明日の朝に日程変更していたことを失念しており、家を出るのが遅くなってしまったので、出社途中のいつも以上の道路渋滞でかなりフラストレーションを抱いてしまった。ギリギリ定刻には間に合っていたのだが、日程変更していたことに気づき落胆。と同時に、こういったときの感情コントロールが試されていたのかもしれないなとも思った。頭ではわかっていても、思考をコントロールしようとしても、感情が先に出てしまうことがある。面談相手をがっかりさせたくない、そんな自分になるのが嫌だという回避モチベーションが先行していたのだ。それ自体は健全なものだとは思うが、今回は、先方に遅刻しそうなことを連絡することでイライラを抑えることができたのかもしれない。精神を治めるというのは、なかなかに難しい。
昼から、地域のロータリークラブに招かれ、ワイン醸造家の話を聴いてきた。ワインをつくるということ、ブドウを育てるということ、学んできて実践してきたこと、祖父や父から受け継いできた精神性と、そのストーリーに心を打たれた。ものづくりに対する愛を超越した、生命に対する愛のようなものを感じた。ワインは地域を表現した作品と言い切る、その言葉選びに、信念を感じた。想いをもって仕事をしている人は美しいし、カッコいい。
日中は、予定していた打ち合わせが日程変更になったので、夜や明日以降の講演のスライド見直しと準備、そして事業のマーケティングに関する検討や、ディスカッションを行っていた。昨日まとめた新しいビジネススキームの評価が高く、とはいえ、関係者・身内の応援バイアスもある気がするから、早く当事者と話をしていきたい。
アプリのAI開発について社員から手ほどきを受けたあと、夜は地域で勉強会の講師。11名ほどが集まってくれた。中でも父娘で参加してくれた友人は、聞いていたよりもずっと信頼関係にあるような参加姿勢で、テーブルでの議論にも花が咲いていたようだった。ぜひお嬢さんとご参加くださいと声をかけていたが、それを素直に受け止めてくれたことが嬉しいし、少しでも父娘の良い関係性をつくる時間を手伝うことができていたなら嬉しく思う。
今日の講演会では、直接声をかけていなかった古い知人も参加してくれて、そして、「とても良かった」と言ってくれて、それがとても嬉しかった。続けてきて良かったなと思うし、こうして自分の社会への関わりが周りの人の幸せに繋がっていくのであれば本望だ。